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WeWorkでは、Fivetranを活用し、4,000人以上の従業員間で安全なデータ連携を促進しています。

WeWorkでは、Fivetranを活用し、4,000人以上の従業員間で安全なデータ連携を促進しています。

エルビア・ロヤ・エンリケス

共有ワークスペースを提供するWeWorkは、Fivetranを活用することで、上場企業のコンプライアンスニーズを満たしながら、データ主導型のビジネスアジリティを確実かつ安全に実現しています。

グラフィカル ユーザー インターフェイス

自動的に生成された説明

主な成果:‍

  • 上場企業の厳しい規制遵守の要求に対応する 

  • 異種ソースやサイロにまたがるデータガバナンスを確保する

  • データ活用でビジネスアジリティを高める

  • データリテラシーとイノベーションの文化を創造する

  • Fivetranを活用して、WeWorkのエンジニアリング時間を1か月あたり数百時間削減する

データスタック:‍

  • パイプライン: Fivetran

  • コネクタ: Postgres、MySQL、Salesforce、Pardot、Mandrill、Zendesk、Bing Ads、AppsFlyer、Intercom、Google Sheets、Confluent、Airtable、Stripe、Auroraなど

  • デスティネーション: Snowflake 

  • クラウドサービスプロバイダ: AWS、GCP


未来の働き方をつくる

WeWorkは、人や企業が集まり、最高の仕事ができる環境を作るというビジョンのもと、2010年に設立されました。フレキシブルオフィスを提供するこのグローバル企業は、現在5,000万平方フィート以上のオフィススペースを管理しています。同社は2021年に上場し、未来の働き方とグローバルな職場環境のビジョンを確立しています。

しかし、WeWorkの価値提案の中核として重要なのは、クラスAの不動産だけではありません。ビジネスでどのようにデータを活用すれば、よりスマートな意思決定が可能なのかという点も重要です。

WeWorkのデータエンジニアリング部門でシニアマネージャーを務めるルシアンヌ・ミランは、マーケティングやセールスから財務や人事まで、組織全体のチームメンバーが必要とするデータへの確実かつ迅速なアクセスを保証する任務を担っています。WeWorkのデータは、今やビジネスの競争力として活用できる資産となり、従業員は加速する成長、目まぐるしく変化する不動産市場、株式公開に伴う厳しい規制に関する課題にも対応することができます。

「テラバイト級のデータを扱い、その意味を理解し、正しい文脈に落とし込むことは、私たちにできる最も重要なことのひとつです」(ルシアンヌ)。「これによって、組織全体の従業員が、働き方、パートナーとの関わり方、顧客基盤全体へのサービス提供について、貴重なインサイトを生み出すことができます。すべての意思決定は、データに基づいて行われます。」‍

データガバナンスの文化を確立する

WeWorkのデータチームは常にガバナンスを重視していましたが、上場企業となった現在は、より厳格なコンプライアンス条件に直面しています。WeWorkは、単にデータを取り込んでアクセスを提供するというだけではなく、データの移動とユーザーアクセスを長期にわたって追跡し、内部および外部の脅威から顧客情報を保護している旨を監査人や規制当局に証明する必要があります。

Fivetranにより、ルシアンヌのチームは、データガバナンスとコンプライアンスの維持が容易になり、何百ものクラウドベースとオンプレミスのソースからSnowflakeにデータを取り込めるようになりました。Fivetranは、このようなデータを取り込むための定型化されたフレームワークを提供し、データベースへの変更やアクセス権者を含め、どのデータがいつ取り込まれたのかについて履歴を記録します。また、簡単にデータセットの完全性も確認できます。これは、予約や在庫などの指標を追跡する際に重要です。

「何よりもまず、データパイプラインが機能しなければいけません」(ルシアンヌ)。「Fivetranのおかげで、プロセスを自動化・形式化し、エンドツーエンドの監査証跡も入手できるようになりました。また、データのライフサイクルを通じて、優れたデータガバナンスがあることも証明しなければなりませんが、Fivetranは、この内容すべてと、それ以上のものを提供するため、安心してビジネスにおいてデータ主導型の意思決定を行うことができます。また、お客様、規制当局、一般市民に対し、適正な業務を行っていることを保証できます。」

適切な質問のみを使用する

会社全体のステークホルダーが、重要なビジネス情報に信頼性、安全性、追跡性をもってアクセスできるようになり、働き方やお客様との関わり方を最適化できるようになりました。

たとえば、FivetranはWeWorkの各拠点にあるPostgresデータベースからデータを取り出し、Snowflakeに集約させます。この情報をクラウド上の一元的な場所で標準化することで、ステークホルダーは、拠点ごと、地域ごと、また会社全体の稼働率や回転率、更新残数、会員の増加、利益率についてリアルタイムで把握することができます。この可視性により、WeWorkのコミュニティマネージャー、シニアリーダーシップチーム、また投資家に至るまでが、順調な点と問題がある点を確認して、貢献している要因について特定の結論を下し、それぞれの場所で同様の成功をおさめるために優先するリソースを決定することができます。

FivetranはSalesforceやWeWork独自の課金ソリューションからもSnowflakeにデータを取り込んでいます。データエンジニアリングチームは、dbtを使用して、異なるビジネスユニットや子会社が持つ別種のアカウントなどのレコードを、親会社のレコードと接続および統合します。これにより、WeWorkと大企業との関係をより深く把握することができ、そのアカウントをターゲットとする営業チームやマーケティングチームに情報を提供することができます。以下のような質問を作成することも簡単です。 このお客様との関係は、拡大しているか、縮小しているか?他にアプローチすべき事業部門はあるか?組織内に存在する満足した顧客を、参考として活用することはできるか? WeWorkは、最も効率的で最適な方法でビジネスを成長させる為、これらのインサイトを活用しています。

大規模なセキュリティの推進

Fivetran製品はサービスとして提供されるため、WeWorkのエンジニアが自らデータコネクタを構築、管理、保護する必要はありません。データエンジニアのヨン・ルーは、このプロセスについて、「エンジニアが同じ作業をする場合、最初に数ヶ月、その後エンジニアリングに要する時間は毎月数百時間になるだろう」と推測しています。これがコネクタ数百個分になるのですから、Fivetranによってどれほどの時間とコストが節減されるか、簡単に理解できます。

また、セキュリティやコンプライアンスの面でもメリットがあります。たとえば、FivetranのVPNトンネリング機能により、ヨンは厳格なアクセス管理の要件を満たすことができました。

「セキュリティを確保するには、最も弱い部分を守らなければなりません」(ヨン)。「膨大な量の機密データがパイプラインを通過しているため、SOC 2 Type IIやISO 27001認証など、最高のセキュリティ基準で保護する必要があります。」

Fivetranは、エンタープライズ級の規模とセキュリティで数百のソースから自動的にデータを取り込むことができるため、WeWorkは、上場企業をリスクに晒すことなくあらゆる業務にデータ主導型の文化を広めることができます。ルシアンヌのチームは、コミュニティマネージャーや他の従業員にデータの効果的な使い方を指導する「データアンバサダー」プログラムも構築しました。WeWorkの従業員には、適した方法でデータを分析するためのツールと知識が与えられていますが、適切なアクセス権とセキュリティ管理により、各自がアクセスできるのは権限を持つデータのみとなっています。

働き方の未来は今まさに現在形で進化しており、WeWorkがこのムーブメントをリードしています。急成長中のルシアンヌのデータチームへの参加にご興味がある方は、LinkedInでご連絡いただくか、こちらからWeWorkのテクノロジー職のオープンポジション検索してください。